テストスクリプトのセットアップに WP-CLI を使っていたが、パーマリンクの設定がおかしくなる問題で、その原因を探ろうと手動でコマンドを打とうとしたけど、全く覚えてない。ということで、復習も兼ねて、インストールまでの手順を書いておく。
環境
- OS: Windows 7
- ターミナル: Git for Windows 2.17.0.1
- ドキュメントディレクトリ: z:\htdocs
WP-CLI の準備
まず、WP-CLI をインストールし、コマンドとして使用できるようにする。
これで、最新版の2.0.1が表示されれば WP-CLI の準備OK。
WordPress のダウンロード
次に WordPress をダウンロードしてファイルを配置する。--force
オプションで、mkdir -p test-wpcli
といったディレクトリの作成を省略できる。
データベースの作成とインストール
データベースの作成
wp core config
で wp-config.php
を編集。ここでは、
- データベース名: test-wpcli
- データベースユーザー: {db user}
- データベースパスワード: {db pass}
- データベースホスト: localhost
としている。{db user} と {db pass} は自分のものに変更する必要がある。
インストール
ここでは
- サイトURL: http://localhost/test-wpcli
- サイトタイトル: Test WP CLI
- ログインユーザー: {user name}
- ログインパスワード: {password}
- Email: {email address}
{user name}
{password}
{email address}
は自分のものに変更。
これで、サイトにアクセスできるようになる。

ちなみに、Windows 環境では Permalink の設定がおかしくなる模様。
Windows 環境での動作は不安定
Settings -> Permalink Settings -> Common Settings で 初期状態で Custom Structure が選択され、/index.php/%year%/%monthnum%/%day%/%postname%/
が入力されている。

これではパーマリンク関連のテストでエラーが出ることが予想されるので、Windows/XAMPP 環境での使用はまだ控えたほうが良いという印象。
アンインストール
アンインストールの手順としては、データベースを削除して、WordPress のファイルをディレクトリごと削除すれば良い。3行で済む。
wp db drop
はデータベースを削除する。テーブルを削除するのではないことに注意。
データベースのリビルド
テストなどで、変更を加えたデータベースを最初からやり直す時には、次のようにする。
db reset
はテーブルを全てドロップする。つまり、まだデータベース側に WordPress のデータが準備できていない。なので、再度、core install
をしてあげる必要がある。
注意点
注意点として、wp
以降のサブコマンドは WordPress のインストールディレクトリで行う必要がある。例えば、/z/htdoc
で wp reset
としても、WP-CLI 側ではどの WordPress サイトかわからず、コマンドは通らない。/z/htdocs/test-wpcli
など、当該のサイトに降りていって操作する必要がある。