WordPress 5.0 新エディター Gutenberg の使用感

WordPress 5.0 から採用予定の新エディター Gutenberg。現時点(2018/11/09)ではベータ版をプラグインとしてインストールできる。ユーザーレビューは 5点中 2.3 と酷評だ。ここでは、個人的な使用感を綴ってみる。


マークアップが乱れない

WEBサイトを作っていく上で、HTMLのマークアップが乱れて、バリデータがエラーを返して、頭を抱えることがよくある。そんなの気にしない、ゆるい個人ブログなどでも、投稿記事中のマークアップに、例えば、テーブルを挿入してその一部のタグが閉じてなかったりして、表示が乱れたりすることがある。

Gudenberg はマークアップを強制的にブロック化することで、ユーザーのそのようなヒューマンエラーが起きないデザインになっている。

コードの投稿が楽

WordPress の既存エディタでは投稿の際、そのテキストデータがフォーマットされてデータベースに格納されるのだけど、その際に、コードを貼り付けてたりすると、そのコードが意図しない形で補正されてしまって、きちんと表示されないことがままある。

これはすごく痛くて、プラグインに頼ったりすると、カスタム投稿タイプを使わなければならなかったり、ショートコードを入力しなくてはならなかったりと、余計な作業が必要になる。手間がかかる分、脳のリソースも食う。素人が手がけたプラグインのコードに不備があれば、サイトのパフォーマンスに影響したりする。

上の画像の例は、MarkDown プラグインで投稿すると、コードの一番下にラインがついかされたり、一番上に<br>タグが入ったりと頭が痛くなる。Gutenbergで、そのような悩みから一気に解放される。

クリップボードから画像をペースト

これは捗る。今までは、画像ソフトでファイルを編集、保存し、WordPress のアップローダからアップロード、画像の選択。という手順を踏んでいたが、ソフトで Cntl + c からの エディタで Cntl + v で終わる。画像付きの記事をさくさく書ける。今までは OnePress Image Elevator などのプラグインが必要だったが、これからは不要。

低評価はなぜ?

では、なぜこんなにも低評価なのか。理由はおそらく、OnePress Image Elevator もそうだけど、有料無料含め、多くのプラグインが不要になるので、その開発者や関係者からすると面白くないということではないか。

個人的な感想は、ファンタスティック!5点満点。Gutenberg 最高。つーか、もう TinyMCE には戻れない。

追記

1年経過して色々見えてくることもあったので、こちらの記事にに更にまとめた。

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