「友達がいない無口な女性を報酬として得ることを学んだのか?」 確かに、ヒロインが報酬となっている物語、結構あるような。
でも、『 風と共に去りぬ 』だって男が報酬になってるような感じもするが。
作者が男だと女の世界はわからないという制作側の現実的制約もある。それと、物語は何を見せないかというのが作家の腕だったりするので、女友達とのくだりが本筋とは無関係とみなされ省略されているとも考えられる。
要は女は置物じゃないよ、ってとこなんだろうけど。従来型の社会的構造である、一家の大黒柱を男が担うという形態の中で、登場する女性を自由意思を持つ人間として描いているものもある。『オペラ座の怪人』のヒロインは友達出てこないけど自己主張する。『タイタニック』や『ロミオとジュリエット』もそう。
まあ、これからの新しい社会のあり方に沿ったモデルケースは何かというのが問われてるのだろう。