本物に触れると心が動く。本物を感じ取る感性を常に養っておきたい。
本物は心を動かす。では対偶の、心を動かさないものは本物ではないは真だろうか?うーん。心は流動的なので常に動かされるわけではなく、その時の気分に依る。
心を動かしたものは本物、は真か。うーん、これもそうとも言い切れない。すごく良いと感じたものが次の日そうでもないと感じる事がある。
感覚は曖昧。そのような感覚を言語とは別の表現形態でひとところに留める役割を芸術は担っている。そして、たまに魂を揺さぶる表現形態に出くわす。
本物の定義。唯一無二であり、最上級の品質を有する状態。そして、しばしば触れる者の感情に大きな影響を与える。
本物が皮を被っていて一見他と見分けがつかない場合があり、感覚を研ぎ澄ましていないとすぐ見落としてしまう。逆に言えば、その感覚をしっかりと自分のものにできていれば、人々が見落とす宝石を拾うことができる。