コロナウィルスの PCR 検査について、その的中率の問題から現状日本では、大規模にするべきではないという論調が強く、現に SoftBank の孫正義氏や楽天の三木谷浩史氏は PCR 検査を広めようと呟いたら、批判されまくっている。
大規模にテストを行い偽陽性患者もろとも対応すると医療崩壊を引き起こし、通常の別の病気で通院する患者の治療が間に合わなくなるので、肺炎の症状が出た患者に PCR 検査を行うのが適切、といった反論。
いやいや、まてまて。そのやり方だと、無症状の保菌者がいるとして、症状が出るまでその人は自由に街移動することになる。満員電車も乗るかもしれない。症状が出てから検査してたら手遅れ。
検査の精度、的中率に関しては、細胞を複数採取しておいて、複数回テストすれば良い。的中率が格段に上がる。偽陰性の確率を抑え込めれば、テストで陰性が出た人は自由に街を往来できる。
ただ現状、一回の検査で6時間かかるとな。で、日本の能力は一日最大6千件だそう。
政府は「検査を抑制しているわけではない」としているものの、1日最大6000件とされる検査能力に対して実際に行われる検査は数分の1にとどまっている。
https://maonline.jp/articles/pcr_coronavirus20200317
PCR法では6時間程度かかる検査の迅速化も急務。
https://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/200323/lif20032322250064-n1.html
うーん。となると、技術的なキャパシティの問題でできないというのが真相っぽい。
ちなみに、ビル・ゲイツは韓国や中国のここ最近の対応を引き合いに出し「とにかくテストしろ」と言っている。
ただ、現状日本で、肺炎による死者が増加しているといった話を聞かないので、もしそうなら、これまでの対応で封じ込めはある程度できているような印象もある。
個人でできる検査キットみたいなものを配布してもらえれば理想的なんだけど。