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Michael Uno

できる奴の弱点は、できない奴の感覚が解らない。

人口分布で考えると、できない層の方が圧倒的多数を占める為、できる人は中央値的感覚を肌感覚で認識できない。その為、提供する物事の前提を共有できないことが多く、それにハマると、多くの人に理解されない状況に陥る。

例えば、プログラミングの技術的な情報提供をする時に、受け手がシンタックスやライブラリの基本的な使い方が分かっているのが前提の説明と、そうでない時で説明の方法が違ってくる。前者の場合、要点を絞って説明できるので短く簡潔にできる。後者は、ここ分かっていないだろうというところを拾うので、説明が長くなる。

で、その情報提供の場、そのターゲットオーディエンスが、分かっている人の割合が多数の場合、前者で問題ないが、後者の場合、理解されないで終わる。

これは一見悲劇にも見えるが、少し冷静に見定めると、できる奴ができない奴の感覚を手にしたら、めちゃくちゃ強い。

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