「第0.5の習慣」というタイトルを見て思わずクリックしてしまった。何に惹かれてクリックしてしまったのか。0.5の箇所だろう。
- 普通でない
- 何かが隠されている = 未知
- 端的
考えられる要素としてはこのくらいか。自分の頭だけでは覚束ない。
ということで、思わずクリックしてしまうタイトルの法則を調べたのでまとめておく。
考え方
- 本質: 興味を持たせる
- インパクトの意識:タイトルは読むものではなく見るもの。プライマシー効果。第一印象が引きずられる心理
- タイトル ≒ キャッチコピー。タイトル ≠ 内容の要旨
- 意外性の意識
- パワーワードの意識 (強調・誇張)
- 自分に関係あると思わせる:カクテルパーティー効果。ペルソナ設定。バーナム効果(誰にでも当てはまる表現で自分のことかもと思わせる占い師のテクニック)
- ターゲティング: 具体性の意識 。「オススメのブログの書き方」 -> 「栄養士のためのブログの書き方」 -> 栄養士がブログで1週間で1万ページビューを伸ばした方法5選
バーナム効果とターゲティングは相反するので、そこは TPO で。
クリックされる法則
- 数字:客観性、説得力、選択肢の限定
- 伏せ字: 大事な所は伏せる 。〇〇や …. で全部言わない。気になってしまう心理の利用
- 話題性:世の中の注目が高いワードの使用
- 対立:「貧乏人と金持ちの考え方の違い」プロ vs アマ、理系 vs 文系等
- 逆性:「食べると痩せる」「英語が上達したければ、英語を勉強してはいけない」等
- 権威:「売上1位のモバイルスピーカー」「あのノーベル賞受賞者も愛用!」等
テクニック
- ターゲットを含ませる: 「初心者マーケター必読」 「今すぐ将棋が上達する方法」
- まとめ:~のまとめ、完全版、保存版、全て公開、
- パワーワードの使用:絶対、圧倒的、~すぎる、必須、時短、必見、快適、簡単、間違いなく、究極、秘訣、秘密、共通点、無料、新常識、効果的等
- 疑問形:「~とは?」「~してていいの?」「~と聞いたが本当か?」「」
- 脱・常識:「会社では手を抜け」「中卒で年収2億」「食べて痩せる」
- 呼びかけ:「その反復作業、疲れない?」「ようやくわかった!」「まだ~してるの?」
- 自己の立場、視点を入れる:「プログラマー歴10年の私が愛用するアイテム7選」
- 簡単さのアピール:お勧め、シンプル、簡単、誰でも、無料、いつでも、初心者でも安心。ハードルの低さアピール。「プログラミング歴1週間の僕が、1万ダウンロードのアプリを作った方法」
- 濁音:力強さが出る。「ガギグゲゴ」は特に印象に残りやすい 。 女性向け記事の場合は、サ行マ行「パピプペポ」の半濁音など柔らかさや丸みのある文字を散りばめる。
- ここでしか読めないを強調:スノッブ効果。「独占インタビュー」「限定公開」 等
- 以下のワードを使用する
- 「理由」
- 「方法」
- 「無料」
- 「比較」
- 「失敗」
- 「ヒント」
SEO対策
- 初めの28文字内に対策ワードを入れる:サーチエンジンで表示される文字は28文字目まで。
読者の視点
- 成長したい
- 得したい
- 問題を解決したい
Postscripts
検索ワード「ブログ タイトル 付け方」と「クリックしてしまうタイトル」で全く違う結果が出る。後者のほうが、ブロガー達の血肉の通った内容が多い印象。
これって、実際手を動かしてみて、ある程度思考を巡らせた人が発想するキーワードだったりする。
つまり、実践者と傍観者が自然にフィルタリングされてる。これを何かに応用できないだろうか?