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Michael Uno

最近の YouTube のポリシーについて、公式から、恣意的にお勧め動画を管理している旨が発表されている。

Over the last several years we have worked to improve the way we manage content on YouTube by quickly removing it when it violates our Community Guidelines, reducing the spread of borderline content, raising up authoritative voices when people are looking for breaking news and information and rewarding trusted creators and artists that make YouTube a special place. 

An update to our harassment policy ( https://youtube.googleblog.com/2019/12/an-update-to-our-harassment-policy.html )

「ガイドラインに違反するコンテンツは露出を減らし、YouTube が信頼しているクリエイターやアーティストへの報酬を人々が望む時、権威的発言を強化してきた」とある。

全体としては、ハラスメント(嫌がらせ)のポリシーに関してだけど、この切り抜いた部分は本題ではないにしろ、見逃してはいけない箇所で、ざっくり言えば「特定の動画の露出を恣意的に操作してきましたよ、これからもそうしますよ」と言っている。

で、人々が何を望むのかというのは、もちろん、YouTube 側の解釈次第な訳で再生数、高評価、コメント数は数ある判断基準の中の部分的要素でしかない。この”人々”の定義もグローバル規模の人々とローカルな場合とで変わってくる。ローカルでは特定の民族に対しての偏見が許されてもグローバルでは許されないなど。そして Google は言わずもがな、グローバル企業だ。

以前から、YouTube のガイドライン、広告剥がしや削除、チャンネル BAN の基準についてはグレーだと言われてきた。それを、配信者達は忖度してやってきたわけだ。つまり、明確なラインが無く、色んなチャンネルで活動する YouTuber の発言を観察しても、これって大丈夫なのかなと様子を見ながらやってきた節がある。

表向きは、個人攻撃などに対する対応の強化ということで、それは個人的には賛同するのだけど、ひっそりと情報操作の影が落ちる。要は、YouTube に気に入られたら露出が増え、そうでなければ減る。そして、その基準はグレー。そして、Google はグローバル企業。都合の良い情報は拡散され、そうでないものは伏せられる。

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